#126 アーティスト、デザイナー アオキ アキラ

バッファローのHDDなら耐衝撃モデルで壊れにくく大事なデータを守ってくれる

第126回目の@Professional Usersはアーティストであり、デザイナーのアオキ アキラさん。いくつかのアパレルブランドでのデザインやグラフィックの経験を活かし、2009年にアーティスト、アオキアキラを中心としたデザイン事務所「FourGraphic」を設立します。「生活をもっとデザインやアートで面白く」をテーマに、企業やアパレルブランドのアートワークス、デザインを手掛けています。アーティストとしてのライブペインティングも精力的に行い、その活動はユニークでありとてもパワフルです。そんなアオキさんは自身のクリエイティブでバッファローのポータブルハードディスク、HD-PNF2.0U3-GBCをご使用とのこと。早速LAVAがアオキさんのオフィス「FourGraphic」を訪れお話を伺いました。

プロクリエイターが選んだ商品

ミニステーション ターボPC EX2 Plus対応 耐衝撃&USB3.0ポータブルHDD

Creator's Profile

アオキ アキラ(あおき あきら)

1974年生まれ/デザイナー/アーティスト/FourGraphic 主宰/BLUE CHIPデザイナー

1998年

多摩美術大学デザイン染織デザイン専攻。卒業。

1998年

ファイブフォックス入社 コムサデモードにてニット企画デザインに携わる。

1999年

HYSTERIC GLAMOUR入社 プランナー、ニット企画デザインに携わる。

2002年

メンズブランドPledge設立メンバーとして参加、グラフィックデザイナー、カット、ニット、小物の企画デザインに携わる。

2009年

デザイン事務所FourGraphic設立。同年にはサーフブランド「REEF JAPAN」プレミアムラインデザイナー契約。オリジナルファッションプロダクトブランド「BLUE CHIP」をスタートする。

2010年

アメリカンラグシーとアーティストコラボレーションTシャツ発売。

2012年

いきものがかり「NEWTRAL」アーティストコラボレーションに参加。

2012年

FINEBOYSにイラスト連載をスタート。
Keith Haring/Jean Michele Basquiatのモバイツアクセサリー初のオフィシャル・コラボレーションのアートディレクション、国内、海外に向けての販売。
ディスニーストア20周年記念にアーティストコラボレーション商品発売。

2014年

初の個展「ONESWER」展をFACTOTUMギャラリーで開催。
GOODENOUGH×MILITANT PACIFIST POPUP SHOPにて「LEGEND MAN」展を開催。
無印良品 メンズデザイナー就任。
FACTORY SAGA×BEAMS「STAND SAGA」のロゴ、プロダクトデザインを手掛ける。

Interview

大学3年生のシルクスクリーンの授業で感じた、自分のやりたいことが見えた瞬間

——アーティスト、アオキアキラになっていった経緯をまずは教えてください。

元々絵を描いたり見たりするのは好きな子でしたね。小学校6年生の卒業文集には車のデザイナーになりたいと書きました。

——それは進行が早い子だね(笑)。

文集にはカーデザイナーになるためには高校は美術系、大学も美術大学に進むとも書いてありましたね。でも高校を卒業する頃にはカーデザイナーからプロダクトデザイナーに目標は変わっていました。モノが好きだったんですよね。当時だとSonyのウオークマンやCDラジカセ、そういうモノを見て車よりも興味を持ちました。高校2年生からデッサンの塾にも通い、美大を受ける準備を始めます。そしていくつかの美大を受けましたが全て落ちました。

——あらら。

それで一浪して予備校に行きました。そして満を持してまた美大を受けまくりましたが、結果また全て落ちました。

——落ちますね(笑)。

はい(笑)。自身のデッサン力と学力のバランスがとれていないことを痛感しましたね。そして住んでいた群馬から上京して東京のアパートを借りました。国分寺にある武蔵野美術学院という予備校に1年間通い、ようやく多摩美術大学の染色デザイン科に合格しました。

——あー良かった(笑)。

でも入ったのが染め、織りの科。自分のやりたいグラフィックデザインとはほど遠いジャンルだったんですよね。でも染めや織りを猛烈に勉強しましたよ。授業とは別に仲間達と展示会やグループ展で実際に自分がやりたいこともやっていました。3年生の時にシルクスクリーンの授業があったんですが、実はここで一気に開花しましたね。まさにやりたいことが見えた瞬間でした。布に絵を描いて染め上げることを日々行っていましたがなかなか上手くいかず、シルクスクリーンでやってみると自身のデザインが思い通りに出来あがったんです。今でもシルクスクリーンはTシャツ作りでは欠かせない制作ツールですね。

——大学卒業後はどうなっていきましたか?

当時僕はファッションブランドのHYSTERIC GLAMOURが好きでした。テキスタイルに個性を感じました。自分もそういうものをデザインしてみたいなと思っていたんです。例えばタイポグラフィーのデザインをしたら、それがクッションにもなりソファーにもなり、Tシャツにもなれて、額に入れたらアートにもなる。作ったものがバリエーションや広がりを持てることに興味があったんです。

コムサデモード、HYSTERIC GLAMOURでの経験
そして新ブランドの立ち上げにも関わる

——なるほど。より自由度の高い作品作りに興味を持っていったんですね。

はい。そして結局ファイブフォックスという会社に就職してコムサデモードのニット企画デザインに携わりました。でもそこは1年で辞めてしまうんですがその理由が、同期の友人がHYSTERIC GLAMOURがニットの企画を募集していると教えてくれたんです。でも締め切りがその話を聞いたまさにその日でした!まずは電話をして履歴書を直接持っていっていいかを聞いたんですが断られまして(笑)、でも驚くことに僕が働いていたファイブフォックスの裏がHYSTERIC GLAMOURのオフィスだったんです(笑)。

——えーっ!それは映画みたいな展開になってきましたね。それで?

その締め切りの日には履歴書は出せなかったんですが、次の日のお昼休みに直接履歴書を持って行ったんです。でもセキュリティーが厳しくて会社には入れませんでした。諦めて帰ろうとしたら何やら派手な5人組の女性達が前から歩いてきたんです。「彼女達は絶対にHYSTERIC GLAMOURの人達だ!」と思い、理由を言って履歴書を彼女達に渡したんです。

——それで?

書類審査が通ったと連絡が来ました。

——ワオ!そういう話大好き!(笑)。アオキさんしぶといねえ、いいねえ!

ありがとうございます(笑)。それで試験と面談があり、結果入れることになったんです。HYSTERIC GLAMOURでは引き続きニットを手掛けたんですが、元々ニットを手掛けていた女性が辞めることになり、僕が全部をやらなくてはいけなくなりました。HYSTERIC GLAMOURに在籍したのは4年間でしたが、その倍は働いていた感覚があります。でもニットのことだけではなく、ファッションについて様々なことを経験させてもらえましたね。

——独立する前にもうひとつファッションブランドに携わっていますね。

はい、Pledge(プレッジ)というメンズブランドで、立ち上げからお手伝いさせてもらいました。ここではグラフィックをメインにしながらニット、カットソー、小物も手掛けました。ここでは約7年間仕事をしましたが、3年ぐらい経過してから商品のシルエットや素材感が認められてきて、あるシーズンをきっかけに加速して、とても大きなブランドへと成長しました。成功を経験出来たのも僕には大きかったですね。そして2009年に自身のデザイン事務所「FourGraphic」を設立しました。実はその1年前に結婚をしたんですが、奥さんとも話をして、独立をしたら奥さんとも一緒に仕事をしようと決意していたんです。彼女もマーケティングやMD(マーチャンダイジング)を手掛けていた人なので、一緒にデザインオフィスを立ち上げてみようと思ったんです。彼女は今でもとても大きなサポートをしてくれています。

——FourGraphicで手掛けているクリエイティブの内容を教えてください。

メインはデザインワークです。クライアントから依頼を受けて仕事をします。洋服、企業ロゴ、カタログ、ウェブ等、デザイン全般を手掛けています。

今後は自分たちのファッションプロダクトブランドやライブペインティングに力を入れていきたい

——アオキさんが手掛けてきたものでなにかひとつ例を上げて、クリエイティブが完成するまでの流れを教えてください。

佐賀県のPRで「STAND SAGA」という佐賀県をクローズアップして盛り上げていくというプロジェクト内で、ロゴやビジュアルのデザインをさせていただきました。これはBEAMSとSTAND SAGAが一緒になってクリエイトしていくプロジェクトでした。佐賀と言えば焼き物。有田焼が有名ですね。まず依頼されたのが絵皿のデザインでした。これはKIHARAという佐賀では有名な焼き物ブランドとのコラボレーションでした。まずは打ち合わせをBEAMSとして、どういう方向で絵皿を作っていこうかのアイデアを出して決定させていきます。何をお皿に描くか。佐賀県にまつわる物、特産物、お花、動物だったり、色々と頭を悩ませながら進みます。そして僕は伝統の柄ではなく、架空の大学のイメージを作って、佐賀県の象徴であり県鳥でもある「カササギ」をモチーフにしたカレッジデザインを作りました。後は佐賀牛、県の木でもある楠の木等、佐賀にまつわるものを使ってあくまでもトラッドにBEAMSらしさも取り入れたカレッジデザインの絵皿を10パターン作ってみたんです。その中からBEAMSがディレクションしていくつかの絵皿が採用されました(写真参照)。これがSTAND SAGAという名前のバスで移動しながら様々な場所で販売されました。佐賀県の大きなアピールになったと思います。

——今後力を入れていきたいクリエイティブはありますか?

「BLUE CHIP」というファッションプロダクトブランドもやっていて、ここではテーマにそって自分達が使ったり携わっている内容のものをファッションとして表現しています。このブランドにも力を入れていきたいですし、アパレルショップや雑貨屋さん等でライブペンティングもしています。これも数は増やしていきたいですね。

——ライブペインティング、いいですね。僕がサウンドプロデュースしているレストランでも是非やって欲しいです。ではパソコンの話を。メインで使用しているパソコンから教えてください。

メインがiMacの27インチ。後はMacBook Proの13インチです。ソフトはイラストレーターとフォトショップ。1日の中で机に向かっている時間はやはり長いのですが、パソコンで仕事をするのは好きな方ですね。

——現在お使いのバッファローのポータブルハードディスク、HD-PNF2.0U3-GBCについて聞かせてください。

まずハードディスクは自分にとっての全てだと言えます。自身のデータ、情報は全てここに入っているので、それが壊れたりなくなったりしたら大変なことになってしまいます。それと元々ハードディスクは、基本的な据え置き型よりもポータブルの方が好きなんです。ポータブルハードディスクは便利に持ち運べるというのが最も優れている点ですよね。実はこの間の地震の時に僕がまっ先に持っていったのはお財布とバッファローのポータブルハードディスクだったんです。パソコンは持っていけないですが、ポータブルハードディスクなら持っていけます。最近導入したHD-PNF2.0U3-GBCについてですが、まずはさらに進化したその軽さに驚きました。以前のものよりもさらに持ち運びやすく、これで2TBは素晴らしいです。読み込みも速いんですよね。クイックに使いたい時はUSBメモリーを使っていますが、それに匹敵するほどこのポータブルハードディスクは読み込みが速いです。我々は時間が常になく追われていますから、忙しい時にハードディスクのスピードが速いということは本当に助かります。バッファロー製品、特にハードディスクは昔から使っていて、選ぶ理由としては耐衝撃モデルで壊れにくく、大事なデータを守ってくれる感が強いからです。デザインもいいですし、これを全部ひっくるめて考えたとしても値段も安い。ハードディスクは自身の全てのデータを入れるものですから安心して使いたいですよね。あと、最近ではオンライン上にデータを管理出来て、そこで取り出せたり送れたりも出来て、僕も仕事で使いますしそれはそれでいいんですが、実体感がないんですよね。ある意味このポータブルハードディスクはアナログなんです。僕はやはりハードディスクは「モノ」として実体を感じて、手で触れていたいんです。その方がより安心ですしね。僕はこのポータブルハードディスク、本当に好きですね。

——ありがとうございます。アオキさんの新たなる作品が、バッファローのサポートでより世界に広がっていくことを願っています。では最後にアオキさんのようなアーティスト、デザイナーを目指す人達にメッセージをお願いします。

まずはその仕事が好きなことが重要です。結構つらいことはあるんですけどね(笑)。洋服から始めて今はデザインオフィスをやっていて、その間にも色々なことがありましたが、振り返ってみてもこの仕事が僕は好きなんだなって思えます。この仕事は食パンのようなものです。味がついていないからこそ自分でアレンジしていける。そして毎日飽きることなくそれを食することが出来るんです。毎日ステーキだったら続きませんよ(笑)。毎日毎日、飽きずに好きでやっていけるのがいいと思います。

——今日はどうもありがとうございました。

Interview Photos

ここからはアオキさんのクリエイティブの写真です。本人のコメントでお届けします。

まずはインタビューにもあった佐賀県のPRプロジェクト、「STAND SAGA」の作品から。「BEAMSが佐賀県のセレクトショップをプロデュースした話題のコラボレーションショップ「STAND SAGA(スタンド佐賀)」。 STAND SAGAのロゴデザインを担当して、佐賀の陶器メーカーKIHARAのデザインも担当しました。」

「イギリスの老舗SHOESメーカー「Admiral」の100周年記念ロゴをデザインしました。」

「メガネブランド「EFFECTOR」10周年を記念したアートワークを制作しました。」

「NIKE AIR MAX 95復刻モデル発売記念キャンペーンのアートワークを制作。NIKE、ATOMS全店でポスターやアートワークを展示しました。」

「FourGraphicでのアートワークを活かした自身のブランド「BLUECHIP」をスタートしました。アートワークを存分に活かし、生活をデザインで楽しくするをコンセプトに、アパレルだけに留まらず、雑貨やインテリアなど、幅広いコレクションを展開しています。ACME FUNITUREなどで取り扱っています。 また2014年12月より初のshop in shopを千駄ヶ谷のFREE Pedler Marketにオープンさせました。コラボレーションやイベントを継続して行っています。」

「UNITED ARROWSの新業態「EN ROUTE」銀座一号店にてチョークアートのアートワークを制作しました。」

「イベントでライブペイントも行っています。音楽とのコラボレーションなど、毎回異なる手法で観衆を楽しませています。」

アオキさんご愛用のバッファローのポータブルハードディスク、HD-PNF2.0U3-GBCです。 ハードディスクは自分にとっての全てだと語るアオキさんが選んでくれたこのポータブルハードディスク。「読み込みも速く、衝撃吸収で壊れにくく、大事なデータを守ってくれる感が強い。デザインもいいし、これを全部ひっくるめて考えたとしても値段も安い。本当に好きなハードディスク!」と絶賛してくれました。写真を見てもMacBookProとのデザインの相性も抜群ですね。

作業中のアオキさん。アオキさんは多岐に渡って活躍しているので本当に忙しそうでした。取材も彼が海外から帰ってくるのを待って行ったんです。当日は奥様もオフィスにいて、絶妙な連携でお互いの仕事をしていましたね。

ファッション的なエッジの効いた感覚と、デザイナーとしての繊細さのミックスバランスが絶妙なアーティストでしたね、アオキさんは。インタビューでも言いましたが、今度絶対に僕のサウンドプロデュースしているレストランでライブペインティングを僕の音楽と一緒にやって欲しい!チョークアートもかっこいいんだよなあ。お願いしますよ、アオキさん!

Creator's Favorite Foods

アオキ アキラの好きな料理 ”この一品!”「三軒茶屋 イルキアッソのしらすと煎りパン粉のスパゲッティ」

アオキさん曰く、「気さくなスタッフの方とのおしゃべりも楽しいイタリアン。深夜2時まで営業しているので、僕の深夜食堂といったところでしょうか。お気に入りは、定番のしらすと煎りパン粉のスパゲッティ。シラスの塩味とカリッとしたパン粉の触感が本当に楽しく美味しい一品です。」

今回登場した商品

ミニステーション ターボPC EX2 Plus対応 耐衝撃&USB3.0ポータブルHDD

デザインと機能性を追求したポータブルハードディスクです。フラットデザインが際立つ6カラー(レッド、ブルー、ブラック、ピンク、イエロー、ホワイト)をラインナップ。「衝撃吸収フレーム」(特許取得済)と「衝撃吸収ゴム」を組み合わせることで内蔵ドライブを外部衝撃から守る高い耐衝撃性能を実現しています。また紛失時も安心な「かんたんロック」機能や暗号化ソフトウェア「セキュアロックモバイル」対応で他者による読み取りからデータを保護しますので安心して大切なデータを持ち運べます。