社内に蓄積された大切な経営資産であるデータを低コストで「手間をかけずに」自動バックアップ TeraStationリモート バックアップサービス

カゴヤ・ジャパン株式会社 様

カゴヤ・ジャパン株式会社 技術グループ DCチーム サブリーダー 伏見直氏

データセンター・レンタルサーバー事業を展開するカゴヤ・ジャパン株式会社様が提供するリモートバックアップサービス「TeraStationリモートバックアップサービス」に、当社のネットワーク接続ストレージ(NAS)「TeraStation」が採用されています。 また、当社のグループ会社の株式会社バッファロー・IT・ソリューションズが、お客様環境への機器設置・設定・保守を行いサービスの導入を強力にサポートしています。

概要

お客様のデータを災害や障害から守る「自動バックアップサービス」

耐障害性に優れコストパフォーマンスの高い「TeraStation」を採用

ITやバックアップの専門知識がなくても安心なメンテナンス体制を提供

企業規模や業種に関わらず、社内に蓄積されたデータは企業にとって大切な経営資産です。取引先や顧客の情報、財務情報など長年蓄積されたデータが、自然災害やファイルの上書きなどのオペレーションミスで消失することは許されません。このようなアクシデントからデータを守るためにはバックアップをとっておく必要がありますが、多くの企業は「システムに詳しい担当者がいない」、「コストがかけられない」などの理由から、自社で確実なバックアップシステムを構築し管理することが困難です。
そんな企業の悩みに応えるソリューションが、カゴヤ・ジャパン様とバッファローが提供を開始した「TeraStationリモートバックアップサービス」です。万が一のトラブルにもすぐに対応してくれる「メンテナンス体制」が万全なので、安全、安心、確実にバックアップができるのが魅力です。

ITの専門知識がないお客様でも大切なデータを簡単・自動でバックアップ

カゴヤ・ジャパン様は京都を中心に、データセンターサービス、ホスティングサービスなど、企業のIT資産を預かるアウトソーシングサービスを展開しています。同社は、けいはんな学研都市にあるデータセンターで、多くの企業からサーバーなどのIT機器を預かり、そのデータを守りつつ運用をしています。
2013年1月にカゴヤ・ジャパン様が提供を開始した「TeraStationリモートバックアップサービス」は、さまざまな企業の大切なデータを災害や障害から守る、自動バックアップサービスです。多くの企業では、いざ重要なデータをバックアップしようとしても「どんな機器を使ったらいいのか」、「確実にバックアップできたかどうか誰が確認するの」など、機器の選定や社内の誰をバックアップの責任者にしたらいいのかといったことに悩みます。「TeraStationリモートバックアップサービス」は、そんな企業の悩みに応えるソリューションです。

カゴヤ・ジャパン株式会社

けいはんな学研都市に自社データセンターを構え、インターネットデータセンター運営やホスティングサービス、インターネット接続サービスなどを展開。

本社所在地

〒604-8166 京都市中京区三条通烏丸西入御倉町85-1 烏丸ビル8F

電話

075-252-9355(代表)

提供ソリューション

お客様のデータを災害や障害から守る「自動バックアップサービス」

耐障害性に優れコストパフォーマンスの高い「TeraStation」を採用

ITやバックアップの専門知識がなくても安心なメンテナンス体制を提供

お客様の会社内と遠隔地の2か所でデータを自動的にバックアップ

まず、バックアップに使用する機器の選定では、据え置き型のRAID機能搭載NAS「TeraStation」をお客様となる企業に設置し、ラックマウント型の「TeraStation」をカゴヤ・ジャパン様のデータセンターに配置します。企業側では、自社に設置されたTeraStationに重要なデータを書き込んでいくことで、自動的にカゴヤ・ジャパン様のデータセンターに配置されたTeraStationにバックアップされていく仕組みです。簡単で確実にバックアップができるだけでなく、例えば地震や火災などで自社に設置したバックアップ機器が損傷をうけてデータが失われた場合でも、遠隔地にあるカゴヤ・ジャパン様のデータセンターで確実にバックアップしているので安心です。「TeraStation」の提供をバッファローが、設置や障害対応などの保守はバッファロー・IT・ソリューションズが担当しました。
カゴヤ・ジャパン様の技術グループDCチームサブリーダーの伏見直氏は「たまたま社内でデータのバックアップにバッファローのTeraStationを利用していました。とても使いやすく便利だったので、これなら『ITに詳しくない人、バックアップの専門知識がない人でも、確実に大切なデータを守れるな』と思ったのが最初のきっかけです」とサービス開発の着想を話します。

機器選定のポイント

お客様のデータを災害や障害から守る「自動バックアップサービス」

耐障害性に優れコストパフォーマンスの高い「TeraStation」を採用

ITやバックアップの専門知識がなくても安心なメンテナンス体制を提供

導入商品

障害に強く高いコストパフォーマンス使いやすさも機器選定のポイント

「TeraStationリモートバックアップサービス」では、お客様の拠点に設置する機器として据え置き型の「TeraStation TS-QVHL/R6シリーズ」が、カゴヤ・ジャパン様のデータセンターに設置するラックマウント型には「TeraStation TS-RVHL/R6シリーズ」が使用されています。
これらの機器が選定されたポイントはいくつかありました。1つは「RAID6」に対応していることです。RAID6とは、従来のRAID5をさらに進化させたもので、4台以上のハードディスクを内蔵し、それぞれにデータを分散して保存する仕組みとなっています。内蔵ハードディスクのうち2つまでが障害などで機能しなくなっても、残りのハードディスクでバックアップをしてデータを失わずに確保するといった特徴があります。このRAID6に対応していることとあわせて、コストパフォーマンスの高さ、故障率の低さなども機器選定のポイントでした。
じつは、他社商品でももっと安価に同様のサービスが提供できないか、多角的に機器の選定がなされたそうです。その中でバッファローの機器が選ばれた理由について伏見氏は「まず、TeraStationよりも安くて性能の良いものが他にはなかったことです。しかも、ITの専門知識がない人も使うことを考えたとき、TeraStationはユーザーインターフェイスが分かりやすく、お客様も使いやすいでしょう。なじみやすいということがとても大きなポイントになりました」と言います。

サービスの特徴

お客様のデータを災害や障害から守る「自動バックアップサービス」

耐障害性に優れコストパフォーマンスの高い「TeraStation」を採用

ITやバックアップの専門知識がなくても安心なメンテナンス体制を提供

「お客様の手間は取らせない」万全のメンテナンス体制を確立

また、伏見氏は、このサービスを実現するにあたってバッファローが提案した「メンテナンス体制」をとても重視したと言います。「TeraStationリモートバックアップサービス」は、お客様となる企業の社内に機器を設置し、運用をしなければなりません。その機器に万が一のトラブルが発生した場合にどう対応すべきか。全国各地のお客様に対して、機器の設置からトラブル対応、メンテナンスまでの総合的なサポートをどう提供していくか・・・。この問題をクリアできなければ、真の意味でお客様に満足してもらえるサービスとはならないからでした。バッファローでは、同社の関係会社でIT機器の調査・設置・設定・保守サポートを提供するバッファロー・IT・ソリューションズによる、全面バックアップ体制をカゴヤ・ジャパン様に提案しました。お客様側で置かれる据え置き型の「TeraStation」については、バッファロー・IT・ソリューションズが設置や初期の設定、データセンターとのデータ送受信試験などを実施し、導入後もTeraStationに故障などのトラブルが発生した際には、365日体制でカゴヤ・ジャパン様からの指示を受けるというメンテナンス体制です。
この提案によりカゴヤ・ジャパン様のメンテナンスに対する懸念は払拭されました。「保守はカゴヤ・ジャパンにとって、そして今回の新サービスにとって最も重要な部分です。お客様の手を煩わせるわけにはいきません。バッファローさんのこの提案がなければ、このサービスは実現できなかったでしょう」と伏見氏は語ります。
バッファロー・IT・ソリューションズでは、この保守体制を構築するにあたり、お客様にとってご満足いただける応対、ミスのない業務を遂行する為の仕組み作りを心掛けたと言います。
この保守体制により、「TeraStationリモートバックアップサービス」の最大の特長と言える「お客様が安心して使える」という簡単運用が実現されたのです。「TeraStationリモートバックアップサービス」は、設置から運用、保守まで、お客様に負担をかけることなく、全て自動でバックアップを行う一貫サービスなのです。

今後の展望

お客様のデータを災害や障害から守る「自動バックアップサービス」

耐障害性に優れコストパフォーマンスの高い「TeraStation」を採用

ITやバックアップの専門知識がなくても安心なメンテナンス体制を提供

まずはバックアップに特化した機能を提供ニーズに対応してさらなる展開も

「TeraStationリモートバックアップサービス」は、万一の災害時にも、耐震・免震構造、自家発電機能を持ち高台に位置するカゴヤ・ジャパン様のデータセンターにバックアップファイルをおくことで、事業継続にとって欠かせないデータを安全に守ることができます。障害が起こった場合でもカゴヤ・ジャパン様でデータのリストア(復旧)まで行いますので、お客様の手間を取らせることはありません。
具体的なバックアップでは、日/週/月単位や開始時刻など指定したバックアップスケジュールに従って、自動でバックアップが実行され、お客様側からカゴヤ・ジャパン様のデータセンターにデータが転送されます。データセンターへ送られるデータは自動的に暗号化されて送信されますので、経路途上の覗き見などでデータが漏えいする心配はありません。「TeraStationリモートバックアップサービス」は、サービス発表から、すでに多くの引き合いが来ています。当初想定していた、中堅中小企業だけでなく、その豊富な容量とコストパフォーマンスが魅力となり、大規模な利用法の問い合わせも来ているといいます。
伏見氏は「現時点では、まだTeraStationの持つ豊富な機能をすべて使い切っているというわけではありません。お客様のご要望に応じてさまざまな拡張が可能だと思いますし、そこがTeraStationの魅力ですね。TeraStationの機能をフルに活用して、さらにお客様のニーズにきめ細かく対応したサービスを提供していきます」と今後の展望を語ります。
さらなる大容量化への対応やセキュリティの強化など、「TeraStationリモートバックアップサービス」はどんどん進化していくようです。カゴヤ・ジャパン様、バッファロー、バッファロー・IT・ソリューションズの3社が一体となったサービスの拡充に期待ができそうです。

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